2026年10月01日

こんにちは国立緑歯科クリニックです!
妊娠中に歯茎から出血しやすくなった、、歯茎が腫れている気がする、口の中がねばつく。この症状は磨き残しだけが原因ではない場合もあります。妊娠性歯肉炎というものがあり、妊婦さんはホルモンの関係で歯茎が腫れやすくなることもあります。

妊娠性歯肉炎とは
妊娠性歯肉炎とは、妊娠中特有の体の変化によって起こりやすくなる歯茎の炎症です。もともと歯周病や歯肉炎がなかった方でも、妊娠をきっかけに症状が出る事があります。特に妊娠初期から中期にかけて変化を感じる方が多いとされています。妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの分泌が増加する為、歯肉の発赤や腫脹が起こりやすくなるとともに、ある種の歯周病原細菌の増殖が促進されます。さらに、つわりによってブラッシングが困難になったり、食事回数や嗜好の変化が起こったりすることで、プラークの蓄積が進み、歯肉の出血が起こりやすくなります。これらの症状は、出産後、ホルモンバランスが落ち着くと改善するものです。
妊娠性歯肉炎は、妊娠したから必ず起こる病気ではありませんが、妊娠中は普段より歯茎が炎症に反応しやすい環境になるため、口腔ケアが重要になります。
中等度~重度歯肉炎に羅漢した妊婦さんに対して、口腔内の指導と、歯石の除去(クリーニング)を行った後には、歯肉や歯周ポケットの改善が見られたという文献もあり、悪化を防ぐことができます!
妊娠性歯肉炎になってしまったら
妊娠性歯肉炎で腫れてしまった歯茎はポコポコと腫れやすく、少し歯ブラシで触れただけで出血しやすい状況になりやすいので、このままどんどん悪くなってしまうのではないか、、と不安に感じてしまう妊婦さんも少なくありません。妊娠中はセルフケアをいつも以上に気を付けて行う事が必要です。また、必要であれば、ストレスがかからない範囲で、安定期である妊娠中期(16~27週)に歯周病治療を行うことも可能です。できれば妊娠前から口腔環境を良好に保つためのセルフケアを行う事が大切で、定期的に歯科受診を継続することが重要になります。

妊娠性歯肉炎の主な症状
・歯茎が赤くはれる
・歯磨き時に出血する
・口臭がきになる
・歯茎がむずがゆい
・食事中に歯が痛む
・口の中がねばつく
特に血が出るから磨かないようにするという対応は逆効果になることがあります。汚れが残ると炎症が続きやすいため、できる範囲で清潔を保つことが大切です。

妊娠性歯肉炎は赤ちゃんに影響するのか?
歯周病と妊娠については以前から研究が行われており、重度の歯周病による慢性的な炎症が妊娠経過に影響する可能性が指摘されています。
ただし、必ず赤ちゃんへ影響するというわけではありません。
必要以上に不安になる必要はありませんが、妊娠中だから歯科は避けたほうがよい、と考えず、症状がある場合は相談することが大切です。

まとめ
妊娠性歯肉炎は、妊娠中のホルモン変化や生活習慣の変化によって起こりやすくなる歯茎の炎症です。
妊娠したから仕方がないと放置せず、毎日のケアと歯科医院でのサポートを組み合わせることが大切です。
歯茎の腫れや出血が気になる場合は、無理せず国立緑歯科クリニックへ相談しましょう!
歯科衛生士高木
