2026年7月01日

こんにちは国立緑歯科クリニックです。
『キシリトールは虫歯予防に良い』と聞いたことがある方は多いと思います。しかし、キシリトールは甘いのにほんとに虫歯にならないの?なぜ虫歯予防になるの?など疑問も多いと思います。
今回は、キシリトールの仕組みと正しい使い方について解説します。

キシリトールとは
キシリトールは、白樺やトウモロコシなどの植物由来の天然甘味料です。
砂糖と同じくらいの甘さがありますが、カロリーはやや低く、ガムやタブレット、歯磨き粉などにも広く使用されています。
特に注目されているのは『むし歯の原因になりにくい甘味料』であることです。
なぜ甘いのに虫歯にならないの?
むし歯は、お口の中にいる虫歯菌が砂糖をエサにして酸を作り、その酸が歯を溶かすことで発生します。
例えば
砂糖、ぶどう糖、果糖
などはむし歯菌の大好物です。
しかし、キシリトールはむし歯菌がうまく利用できません。
むし歯菌はキシリトールを取り込もうとしますが、エネルギーとして使うことができず、酸もほとんど作れません。つまり
甘いけれど、むし歯菌のエサにならない
という珍しい特徴をもっているのです。

キシリトールには虫歯菌を弱らせる効果も
さらにキシリトールは、単に虫歯になりにくいだけではなく、継続的に摂取することで、虫歯菌が活動しにくい環境作りをサポートすると考えられています。
虫歯菌はキシリトールを何度も取り込もうとして無駄なエネルギーを消費する為、活発に働きにくくなるのです。
その為、毎日継続してキシリトール入りのガムやタブレットを利用すると、虫歯予防に役立つといわれています。
唾液を増やす効果も期待できる
キシリトールガムを噛むと、唾液の分泌が増えます。
唾液には
・歯を洗い流す作用
・酸を中和する作用
・歯を修復する再石灰化を助ける作用
があります。
その為、ガムを噛むことで虫歯予防に効果的です。
寝る前に食べても大丈夫❔
キシリトール100%に近い製品であれば、むし歯のリスクは非常に低いです。
なぜなら、寝ている間に虫歯菌がキシリトールから酸を作ることができないからです。
ただし、注意が必要なのは、市販のキシリトール入りとかかれたお菓子の中には、
・砂糖
・水あめ
・還元麦芽等水あめ
などが含まれている商品もあります。この場合はむし歯の原因になる場合もあるので、成分表示を確認し、キシリトールが主成分の製品を選ぶようにしてください。

まとめ
キシリトールは、甘いにもかかわらず虫歯菌が利用できない特殊な甘味料です。
ただし、キシリトールは歯磨きの代わりにはなりません。キシリトールで食べかすや、細菌を取り除くことはできないので、『毎日の歯磨きにプラスして使うことで、さらに虫歯予防を高めるもの』として使用してください。
キシリトールはお子様から大人まで取り入れやすい虫歯予防週間の一つです。毎日のケアに取り入れて、健康な歯を守っていきましょう。
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歯科衛生士高木