みなさんは「妊娠性歯肉炎」という言葉をご存知ですか?
妊娠中は女性ホルモンが急激に増加するため歯周病原性細菌が増殖しやすく
また、血管の透過性が高まることで、唾液の粘度が上がって口腔の自浄性が低下してしまい
歯肉の炎症や出血が起きやすい環境になってしまいます 😥
さらに、つわりによって歯磨きが難しくなり
プラーク(歯垢)が溜まり、歯茎の腫れや出血があったりします
こうした妊娠中に起こる症状を「妊娠性歯肉炎」と呼ばれています
出産後にホルモンバランスが落ち着くと改善することがほとんどですが
適切なケアを行っていないと、そのまま歯周病に進行してしまう恐れもあります 😯
そのため、妊娠中の歯のケアは非常に重要です
妊娠中に治療はできるの??
妊娠中期で比較的体調が落ち着いているときに、妊娠性歯肉炎や歯周病の治療を行って
症状の改善が認められる場合は多くあります! 🙂 悪化を防ぐことも可能です
しかし、妊娠中に歯科治療を行うことは、妊婦さんにとって大変なストレスですよね。
妊娠中は体の変化が大きく、虫歯や歯肉炎などの初期症状に自分では気づきにくい…
まずは、つわりがおさまる妊娠4~5カ月頃に検診(クリーニング)を受けることをおすすめします。
妊娠中に歯科受診をする場合、診察前に必ず母子健康手帳の提示をお願いいたします。
産婦人科医から何か注意されていることがありましたら
歯科医師やスタッフにお伝えください。
治療中は楽な姿勢をとり、体調や気分が悪くなったときは遠慮なく教えてください。
その他にも気になる点がございましたらなんでも聞いてください 😆
妊娠中は、妊娠性歯肉炎や歯周病になりやすい状態になり歯科治療も注意が必要になります。
そのため妊娠前から、口腔環境を良好に保つための正しい歯磨きと
定期的な歯科検診やクリーニングをしていくことが重要になりますね 😛